CT完備/JR両国駅徒歩2分の内科・脳神経内科・脳神経外科

CT検査

CT検査とは

下記の方は、当院ではCT検査ができないのでご了承ください。

  • 妊婦、妊娠の可能性がある方
  • 15歳未満の方
  • 造影剤を用いた検査をご希望の方
  • 第3者行為によるけが、病気、労災の方
  • リブレセンサー装着中の方
  • 日本語での対応が難しい方

CT検査とは

CT (Computed Tomography:計算された断層像) 検査は、X線を照射しながら回転し、身体を輪切りにして、詳しい身体の内部の状態を調べる検査です。当院では、富士フィルム社の全身用X線CT診断装置 Supria Advance FRを導入しており、頭部から腹部までの検査が可能です。従来のCT検査よりも短時間、最小限の被曝量での検査が可能で、より鮮明な高画質の画像が得られます。

【全身用X線CT診断装置Supria Advance FR (富士フィルム社)】

高精細&短時間撮影

0.625mmの細かい断面で撮影可能なため、微細な病変も明確に描写できます。検査時間が短く、息苦しさや不安を感じやすい方でも安心して検査を受けることができます。

大口径&快適設計

開口部が広く、最大±30°傾く機能により、閉所が苦手な方、体位を調整しづらい方にも、負担が少なく、安全に検査を行えます。

低被曝・高画質

ノイズを抑える「逐次近似処理 (Intelli IP) 」や自動で線量を調整する「Intelli EC」などにより、必要最小限の放射線量で高画質画像の撮影が可能です。

動き補正・金属アーチファクトを軽減

息を止めきれなかった場合でも、画像を補正でき、金属 (入れ歯や人工関節など) があっても鮮明な診断が可能です。

全身用X線CT診断装置Supria Advance FR (富士フィルム社)

被曝に関して

CT検査では放射線を使用するため、検査に不安を感じる方も多いかと思います。しかし、健康被害を誘発する放射線の量は100mSv以上と言われてますが、CT検査で受ける被曝線量は、最大でも1回あたり20mSv以下であり、人体への影響は軽微です。

当院で導入している富士フィルム社製の Supria Advance FRは、従来のCT検査よりも、短時間、低被曝量での検査が可能です。 繰り返し検査した場合でも、放射線による細胞のダメージは、通常数日以内に修復されるため、人体への影響は少なく、安心して検査を受けていただけます。ご心配、ご不明な点があれば、受診時にご相談ください。

被ばく線量の比較(早見図)

注意事項

下記の方は、当院ではCT検査ができないのでご了承ください。

  • 妊婦、妊娠の可能性がある方
  • 15歳未満の方
  • 造影剤を用いた検査をご希望の方
  • 第3者行為、労災の方
  • リブレセンサー装着中の方
  • 日本語での対応が難しい方

検査の予約

検査のみの予約は行っていません。CT検査を御希望の場合は、web問診票へCT検査希望の旨を記載、または電話での事前のご相談をお願いします。

受診当日に検査施行可能ですが、病状や混雑状況次第では、お待たせする場合や後日の検査になる場合があるのでご了承ください。

検査結果の説明

頭部検査の場合は、最速で、検査当日に結果説明可能です。ただし、混雑時や一部の頭部の検査、胸部、腹部の検査は、より正確な診断をつけるために、後日の結果の説明になる場合がありますのでご了承ください。

体内の金属

ペースメーカー、ICD (埋め込み型除細動器)がある方も検査可能ですが、機器に影響を及ぼす場合があるので、事前にスタッフへお伝えください。血管内ステント、人工弁、人工関節、プレート、スクリュー、入れ墨、ネイル、ヘアカラー、パウダースプレー、一時的な染毛料などがあっても検査可能ですが、画像にアーチファクト (画像の乱れ) がでる場合があります。ウィッグ、ネックレス、指輪、ピアス、イヤリング、ヘアピン、湿布、エレキバン、義歯、補聴器なども、画像に影響を与えることがあるので、検査前に外していただく場合があります。御不明点があれば、事前に電話でお問合せください。

検査時の服装

CT検査では撮影する部位に金属があると、画像にアーチファクト (画像の乱れ) が出て、診断の妨げになります。頭部の検査では、補聴器、ウィッグ、ヘアピン、イヤリング、ピアス、胸部の検査では、ネックレス、金具のついている洋服、下着、 腹部の検査ではファスナーが付いているズボンなどが画像に影響が出ます。

検査部位、服装次第で、検査着に着替えが必要となる場合がありますので、来院時は、身に着ける金属類は最低限、なるべく金属類のない服装で来院するようにしてください。

食事、飲水、内服薬

頭部、胸部の検査では制限はありません。腹部の検査は、検査3時間前から絶食となっています

飲水、服用中のお薬に関しては基本的に内服可です。

検査の費用の目安

検査費用は1割負担で1,500円、3割負担で4,500円程度です。その他に、診察料、初診料、再診料、管理料などがかかります。

検査の時間

5-10分程度です。近くにスタッフがいますので安心して検査をお受けください。

造影剤を使用しての検査

当院では造影剤を使用してのCT検査は行っていません。

同日の複数部位の検査(頭部と胸部、頭部と腹部など)

原則、同日1部位のみの検査が可能です。

検査の流れ

入室から退室まで、10分程度が目安です。

  1. 準備

    • 飲水可能です。トイレを済ませて、待合室でお待ちください。
    • イヤリング、ピアス、ヘアピン、髪留め、ネックレス、指輪、義歯、ウィッグなどの金属類は外せるように準備してください。
  2. 入室

    • 順番になったら、スタッフがCT室までご案内します。CT室などで金属類は外し、専用BOXに入れてください。
    • スタッフの指示に従って、検査台に横たわってください。
  3. 検査

    • 位置決めのため、1度撮影をします。(約5秒)
    • 胸部では8秒、胸腹部では12-13秒の息止めをお願いします。
    • 医師、スタッフが近くにいるので、ご安心ください。
  4. 退室

    • 検査終了後は、スタッフが声をかけるので、検査台から、立ち上がらず、横たわったままお待ちください。
    • スタッフが待合室までご案内します。
  5. 結果説明

    • 当日の結果説明の場合は、検査終了後、30分-1時間後に結果をご説明するので、待合室でお待ちください。
    • 後日の結果説明の場合は、会計まで、待合室でお待ちください。

CT検査で診断できる代表的な症状、疾患

頭部 症状:頭痛 、めまい、しびれ、ふるえ、もの忘れ、手足が動かしにくい、肩こり、転びやすい、頭が重い
疾患:片頭痛、緊張型頭痛、副鼻腔炎、後頭神経痛、くも膜下出血、脳出血、慢性期脳梗塞、硬膜下血種、脊髄小脳変性症、正常圧水頭症など
胸部 症状:咳、痰、背部痛、胸痛、発熱、呼吸苦
疾患:肺癌、肺炎、気管支炎、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患、縦郭腫瘍、気胸など
腹部 症状:腹痛、便秘、体重減少、血尿、血便、下痢、嘔気
疾患:胃腸炎、腸閉塞、虫垂炎、肝硬変、尿路感染症、尿路結石、腎盂腎炎、腹部大動脈瘤、大腸ポリープなど

上記などの症状、疾患の検査が可能ですが、症状、経過次第では、他の医療機関での検査、治療をお願いする場合があります。

顔面、手足の麻痺、言葉が出にくいなどの症状が出現してから1日以内の方は、急性期脳卒中の可能性があるので、救急要請、中核病院への受診をおすすめします。当院に受診するかお悩みであれば、受診前に電話でご相談ください (詳細はこちらのページを参照)。

CT、MRIどちらをやればいい?

疾患や臓器ごとに行うべき検査が異なるため、MRI検査だけでは得られない情報も、CT検査だけでは得られない情報も数多く存在します。検査はあくまで診断の補助に過ぎないので、症状、経過などの問診内容、診察結果などから、どの検査を行うべきかを判断する必要があります。

まずは、CT検査を当院で施行し、結果や経過次第で、MRI検査を他院で行うことも可能です。どちらを行えばよいか分からない方は、受診時に遠慮なくご相談ください。

MRI検査が必要な場合

当院では、八重洲クリニックと連携しており、当院での検査予約、検査結果の説明を行っています。東京駅八重洲北口から徒歩4分の場所にあり、当院からタクシーで15分程度です。平日20時まで、土日祝祭日も検査可能です。最速、当院受診後1時間以内でも検査可能です。

詳細は八重洲クリニック様のHPをご参照ください。

https://www.m-satellite.jp/